排泄のサイクル。
2014年04月30日
我々人間は、生きるための栄養補給のために食事という形で食べ物を摂取します。
人類誕生から数万年かけて、人間の体は
食べ物を摂取する時間帯、
その食べた食べ物を体に同化させるために必要な栄養素を吸収する時間帯、
そして、食べ物から必要な栄養素を吸収させ不要になった老廃物を排泄する時間帯
の3つのサイクルが確立されました。
この、摂取→吸収→排泄の身体の3つのサイクルは、1日24時間を3つの時間帯によって、それぞれ効率良く機能している時間帯があります。
この、人間の体に毎日決まって起こる3つのサイクルが適切に機能しているかどうかが、その人の健康を大きく左右します。
補給→吸収→排泄の3つのサイクルは、8時間ずつ、3つのサイクルによって機能している。
まず最初のサイクルは、
午前4時から正午までの時間帯。
この時間帯は、身体は主に排泄に集中している「排泄の時間帯」。
人間が食事によって体内に取り入れたものは、必要な栄養素は吸収され体に同化し、不要な老廃物は排泄される。
人間の体にとって、午前4時から正午までの排泄の時間帯は、他の「摂取」「吸収」のサイクルよりも重要な時間帯です。
なぜなら、身体を健康に保つには、不要な老廃物をどれだけ、身体から排除出来るかがカギになるからです。
「摂取」「吸収」にも、それ相当のエネルギーを必要としますが、不要な排泄物を処理するのにも、かなりのエネルギーを必要とします。
排泄するために必要なエネルギーがなければ、その排泄物は体内に保持されてしまいます。
その保持される老廃物は酸性。
人間の体は酸化を避けるために、老廃物や毒素を「脂肪」の中に貯めておくことにより、毒素が血液やリンパ液に循環しないようにしています。
様々な理由で人間の体には、「脂肪」が付きますが、この理由で体に付いてしまった「脂肪」は運動では燃焼されません。
本来、脂肪は人間の体の遅筋と呼ばれる筋肉のエネルギーであるが、老廃物が溜め込まれた脂肪は、あまりにも酸性のため、人間の体は、それを分解し利用する事が出来ないのです。
老廃物が血液やリンパ液に循環するのを避けるために付いてしまった「脂肪」は、
この午前4時から正午までの「排泄のサイクル」が適切に機能することによって、脂肪内に溜め込まれた毒素は適切に分解され処理され身体から排泄されます。
言い換えると、身体に付いた「脂肪」は、運動によってではなく、
「適切な排泄のサイクル」が機能することによって分解され処理されるのです。
筋力トレーニングをする事で筋肉は発達し、身体が引き締まり基礎代謝や活動代謝が上がり、確かに脂肪燃焼効率の良い身体に肉体改造は出来ますが、適切な「排泄のサイクル」が機能しなければ、身体に付いた余分な脂肪は無くす事が出来ないのです。
つまり、健康でキレイな身体を造るには、適切な
「排泄のサイクル」を機能させるのが必須条件になるのです。
では、「排泄のサイクル」を適切に機能させるには、どうすれば良いのか?
「排泄のサイクル」の時間帯、
午前4時から正午までの間は、消化の負担を極力少なくする事です。
具体的には、原則として午前4時から正午までの間は、食べ物を口にしない。
消化の負担のかかるものを体内に取り込まなければ、身体は老廃物を分解し処理して「排泄」に集中する事が出来るのです。