最低でも週4回以上の運動に週1回で同等以上の効果が期待できる加圧トレーニング
2015年10月14日
加圧トレーニングとは?
テーマ:加圧トレーニングとは?
加圧トレーニングとは、腕と脚の付け根に専用のベルトを装着し、個人に合った適正な圧力を加え、血流量を適切に制限して行うトレーニング方法です。
「血を止めてトレーニングをしても大丈夫?」と不安に思う方もいると思いますが、加圧トレーニングの場合、血流を止めるのではなく「適正な圧力をかけて」適切に血流量を制限した状態でトレーニングを行うことが重要なポイントになります。
加圧トレーニングの最大の特長は短時間のトレーニングで、極めて軽い負荷でも大きな効果が短期間で上がる点にあります。
重い負荷を使わないので、筋肉を破壊せず、筋肉痛的な疲労感もほぼ感じず、同時に持久力も高め、同じ運動で比べても血圧の数値は低く抑えられ、身体が引き締まりお肌にハリ艶が蘇り、便秘や冷え性などの身体の不調が改善される…。
などなど利点がたくさんあります。
【加圧トレーニングを行うと身体の中では次のようなことが起こります】
1 ・血流が良くなる
血液は身体に酸素と栄養を運ぶ役目を果たしていますが、血流が悪くなると細胞の機能は低下し新陳代謝が衰え老化が進んでしまいます。
これまで血管を鍛える方法は存在すらしませんでしたが、加圧トレーニングによって血流を適度に制限することで血管の拡張・収縮機能を取り戻すことが出来、血管の弾力性のある増して行き血流が良くなります。
加齢とともに血管が硬くなり、血流に対する抵抗が大きくなり血圧が上がり高血圧になって行きますが、加圧トレーニングを続けることで、動脈硬化などの要因となる高血圧を予防でき「血管年齢」をいつまでも若く保つ付加価値も生まれます。
2・ 2種類の筋肉が同時に鍛えられる
筋肉には持久力を発揮する遅筋と、瞬発力を発揮する速筋があります。
通常のトレーニングでは、速筋を鍛えるには高重量の少ない回数のトレーニングを行い、遅筋を鍛えるには反対で軽い負荷で回数を多くします。
つまり、筋力と持久力の両方をアップさせるためには、2種類のトレーニング方法を採用してバランス良く両方の筋肉を活性化させる必要があるのですが、加圧トレーニングの場合は、軽い負荷でも、トレーニングを開始すると、早い段階で2種類の筋肉が活性化されます。
なぜかというと、それは加圧によって血流量をコントロールすると負荷の違う2種類のトレーニングを行っているのと同じくらい「頑張らざるを得ない」状況に追い込まれるからです。
軽い負荷で効果が得られる利点は膝や腰などの関節への負担を軽くできることです。
さらには、トレーニングの時間が極端に短く出来ます。
3 ・成長ホルモンが大量に分泌する
加圧トレーニング中、腕や脚の血流量が制限されているため、筋肉の動員率が高まり軽い負荷にも拘わらず速筋も猛烈に活動します。
これにより血液中の乳酸濃度が大きく上昇し、筋肉内にある受容体を刺激して、成長ホルモンが大量に分泌されます。
個人差もありやり方にもよりますが、通常時の100倍から300倍くらいまで分泌されると言われています。
成長ホルモンには様々な作用があります。
例を挙げると
「アンチエイジング」「免疫力アップ」「体脂肪の分解、燃焼」「ケガや病気の早期回復」などなど
自分の身体から自然に分泌されるものなので、副作用などのリスクもなく、これらの効果を実感出来ます。
【加圧トレーニングとは】
極めて軽い負荷(最大筋力の20%〜30%)のにも拘わらず、高負荷(最大筋力の80%)と同等もしくはそれ以上の効果を得られ、1回のトレーニングは10分〜20分程度でも十分であり、なおかつ短期間で効果が表れます。
また、低負荷で効果が得られることから、トレーニング中は苦しく感じますが、実際の負荷は極めて軽いため筋繊維の破壊はほぼ起こらないので、中高年から高齢者、トレーニング初心者、リハビリ目的の人など、幅広く無理なく安全かつ効果的に行えるトレーニング方法でもあります。
また、加圧トレーニング中に大量に分泌される、成長ホルモンやノルアドレナリンは体脂肪の分解にも作用する特徴も持っているので、加圧トレーニング後に有酸素運動を行うと、より効率的に脂肪燃焼が行われます。